カーテン

カーテンを変えた。

窓にレールが1本しかなかったので、レースカーテンか遮光カーテンかでずっと迷っていたけれど、何のことはない、窓枠に突っ張り棒を渡してレースカーテンのレール代わりにした。これで夜中に部屋の光を気にすることもないし、昼間も日光の強さを気にすることがない。

根が田舎者なのか、日が出ているなら浴びたいし、風があるなら開けたい。昼間は電気をつけずに日暮れ過ぎまですごす。9月に入って、エアコンをつけずに家中の窓を開けて風を通す日も出てきた。働くにも、くつろぐにも、これが一番落ち着く。

小さい頃、カーテンは屈指の親友だったように思う。毎日のようにカーテン越しに庭を眺め、意味もなくカーテンにくるまった。じゅうたんに映るカーテンの影を追いかけて遊んだことも覚えている。あの頃の甘い記憶は柔らかく大きなものに薄く包まれているような感覚があったけれど、カーテン、お前だったのか。

これだけ恩恵を受けているのだから、仕事がもう少し落ち着いたらカーテンを洗おうと思う。今日は仕事をするけれども。

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