typography

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名前の「る」の字を何回巻けばいいのか分からなかった私が言うのもなんですが、私は文字というものがとても好きです。昨日は大原大次郎さんのタイポグラフィを見に三軒茶屋へ行きました。

大原さんの作品は文字の直線や折れ曲がりを組み合わせて遊ぶのがとてもうまくて、まじまじと見てしまいます。文字は線の集合体なのだと気付き、文字のおもしろさや美しさを改めて感じます。

世田谷区の民話を題材に、というコラボレーションは良かったのかどうか分かりませんが、イルリメが作った民話ラップはスリルがあり、またそれをグラフィック化した作品群は刺激的でした。文字列が行をなしていないことが現実と虚構の境を曖昧にしているようでした。再構築の再構築で、民話が元の位置から似て非なる位置に着地しているのが面白かったです。

作品も見ず勧誘に勤しむどこぞの書道サークルのおばさんたちに絡まれたりもしましたが「この人たちは文字が好きではないのだろう」と思うことにしました。文字を愛する者だけが文字に愛されればいい、と思いました。

今思うと、展示の後方で名札を提げて手を組んでいた方は区の係員ではなく大原さんだったような気がします。作品に対する感動はいつか直接伝えられるといいな、と思っています。

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