一連のコースには何でも流れというものがあって、スイッチを入れると後半に向けてだんだんボルテージが上がり、最高潮を超えてほんの少し頂点を下りたところで着地するのがセオリーです。お寿司のネタ順も、テニスの打点も、落語一席の盛り上がりも、たぶんライブもそうだと思います。
そう思ったとき、小粒でピリリと辛い山椒のようなものはどこに位置付けるべきなのでしょう。小さいから背の順で先頭に置くべきなのでしょうか。先頭以外の立ち位置はないのでしょうか。
もちろん背の順を乱すような位置に置いてもストーリーが失われてつまらなくなりますが、小さいものを先頭に置いてはその小ささがどこにも作用せずみすみす見逃されてしまうではないかと思うのです。ちゃんとピリリと辛いのなら、跳躍の前の溜めのように、最高潮に向かう直前のアクセントにするのも一興ではないかと思うのですが、どうでしょうか。
いや、要はバンドブッキングの中にただ一人弾き語りで出演したよしむらひらくの出番があまりに早く間に合わなかったという話なのですが。観たかったなあ、ひらくさん。
