
「ラリーを続ける」ことが年々苦手になっていく。メールやSNS、ひいては対話においても。思えば小学生の頃にやっていたバドミントンでも乱打ではなくドライブの打ち合いばかりしていた。力加減が、慮ることが苦手なのかもしれない。
[オン]
- 読者プレゼントページ(7月号)
「いいな」と思った学習書がSNSのタイムラインに流れてきたり、書店で平積みされていたりすると「やっぱりいいんだ」とうれしい気持ちになる。幅広いテーマ、形式の書籍を取り上げるように努めているけれど、レビュアー(私)も人の子、相性の良し悪しは筆の進みに如実に表れる。プロがそんなことではいかんのだがなあ。 - セミナー運営支援×2
名刺交換を形骸的なものだと思っているのは私だけではないはずだが、外に出てみると、名刺入れを胸元に構えて顔を覗き込む人はたくさんいる。営業部の新人は今も「飛び込みで名刺を◯枚持ち帰ってくること」などというノルマを課されているのだろうか。交換の際、「要らないのにな」という顔をしないように気をつけたい。 - 某賃貸住宅入居者インタビュー
「年内納品で!取材先決まってないけど!」と言われていた9本がもうすぐ終わろうとしている。最初は闇雲な進行に不安しかなかったが、先方ともうまく調整してくれたおかげで健全に進められている。ありがたい。5か月の間にチームワークも築かれてきた感がある。さらに追加の相談を頂いたので夏頃まで続きそう、私も楽しみ。
[オフ]
- 爆笑お笑いフェス in 新潟
どういうわけか最前列どセンターで観劇。近いと共感度が高まるので楽しいけれど、どっと疲れる感じもする。ちょっと後ろで「もう少し前がよかったなあ」と言いながら気楽に観るぐらいがちょうど良い。見慣れた人たちの営業対応、普段観られないスターの本気ネタ、面白かった。真空ジェシカはマンション管理組合と脳年齢。 - バカリズムライブ「信用」
バカリズムといえば今や誰もが知るTVスター。それでも毎年草月ホールの単独ライブは欠かさないというのは本当にすごいこと。いつあれだけのネタを作りいつ頭と身体に叩き込みいつ稽古をしているのか。忙しいのに。十分面白かったのに、この数日で台詞も定着し映像のtypoも直るのだろうと思うと千穐楽を観る人が羨ましい。 - 帰ってきたMINERVAヒーローズ
シアターミネルヴァのお笑いライブがタウンホールで開催されるとはこれいかに。でもタウンホール級の芸人(にこの2、3年でなった人たち)が集結した豪華なライブ。ヤスダ・ユウバの(真の)マシンガントークと歯切れの悪い2丁拳銃の対比が印象に残った。真空ジェシカはサービスエリア。最近これを育てている感じがするな。
[移動]
新潟の街は完全な車社会で、人々は主に自家用車で市内を移動していた。道路も店も、街における人のサイズは車一台分で設計されているから、そんな街を徒歩でうろうろしていると、どこへ行くにも絶望的に遠い。自分がとてもちっぽけな存在のように思えた。スタバさえもテナントではなく戸建てを持っているし、21時を回った商店街はしんと寝静まっていた。ネオンや街灯の少ない夜の新潟を流れる信濃川は、全てを呑み込んだように静かで真っ黒だった。暖かくなってきたせいか、寝静まった街にいなかった人々は信濃川のほとりでそれぞれの時間を過ごしていた。
[備考]
古巣のボスが会社を離れるという。ボスは創業者なので巣立つ準備にもそれなりに時間を要したようだし、社内外の惜しむ声も少なくなかった。私は会社の公式な新卒採用としては1期生で、決して優秀な社員にはなれなかったが、ボスにも手厚く面倒を見てもらった。なぜ私が採用されたのだろう。ずっと気になっていたが、あるプロジェクトの打ち上げの席でボスが「”落研”ってなんか面白そうだったから!」と答えてくれた。そう、そうですか……自分でそう売り込んだのだから当然なのだけれど、ボスの一言に得も言われぬ脱力感を覚えたのだった。