週報20220319

土曜は雨に濡れたもので、暖かい家に帰ってきたら安心して眠ってしまった。開き直って日曜の時間のあるときに書いているけれど、時間があるとダラダラいくらでも書いてしまう。いかんいかん。

[オン]

  • 未来予測系トークイベントレポート
    フィジカルと五感(あるいは六感)、人間のすべてがデータ化されテクノロジーに置換される未来は全然先じゃなくて、何なら半分ぐらいすでに喰われてますよ、と言われて「ほんまや」と思った。全部置換できるようになったらあらゆるモチベも失い人間は草花のようになるとその人は言っていた。あながち否定できない。
  • 編集者トークイベントレポート
    ルポルタージュでヒットを連発している型破り編集者にお話を聞く会。アウトプットは型破りでも言っていることは至極まっとう。でも、多くの人は「とはいえ」とか何とか言ってそのまっとうをサボったり逃げ出したりしてしまう。良くも悪くもそういう「サボったり逃げ出したり」するという機能が欠落している人だった。
  • 教育系インタビューまとめ
    学校の先生に使用教材のお話を聞き、書式に従ってまとめる、という作業のテスト運用。私はまとめる係で、インタビューは別の方。日々のルーティンについて聞かれても「着任する前からそうだったんで」としか言いようがないよなあ、と思いつつ、その背景を事細かに聞き出すインタビュアーの手腕がすごかった。勉強になる。

[オフ]

  • 最重要案件5
    最重要案件はいつも最重要だからなあ、と思って予約していたら後から真空が追加されていた。さすが最重要案件。地下ネットワークが生きている間に地下の人々が売れていくのでどえらい地下ライブが増える、でも地下プライドのせいか地下バコでやり続けるから血で血を洗うチケット争奪戦。真空はシルバー人材センター。
  • RGが60分あるあるを歌い続け真空ジェシカが60分あるあるを考え続けてくれる会
    面識のない真空をゲストに迎えたRGさん。RGさんは努力家なのだろうな。予備知識豊富だし、対等に遊んでくれていて嬉しかった。真空は漫才も。「ええ、漫才も!?って言うけど僕ら全然漫才やってます」と本人は言うがメディア仕事は増えるしチケット争奪戦だしそりゃ「ええ、漫才も!?」になるよ。個別指導塾を途中まで。
  • GRAPEVINE SPRING TOUR
    本当は木曜だけのはずが訳あって木、金と中野サンプラザへ。彼らは身の丈に合った歌を歌うというか、発する音や言葉のすべてが本人と確かに紐付いている、そんな感じがした。そういうところが好きなんだ。彼らの歌は今確かに怒りと絶望を抱えていて、それでも自我を失わず、微かな光を手繰り寄せようとしているようだった。
  • M-1ツアースペシャル2022 東京(3公演目)
    Mツはよしもと・非吉本が入り乱れみんなで寄席の空気を作っていて、観ていても「面白い」だけじゃなく福々しい気持ちになる。他のライブにないこの感じ好き。真空はシルバー人材センター。「いないカップルのない会話」で構成される紹介ムービーが面白い。けどこのご時世でアノニマス盛り込むとはどぎついな、と正直思う。

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月、火、水と家にこもって原稿を書いたり作業をしたりしていた。家にいても楽しいことはたくさんあるので外に出なくても苦痛ではない。加えて最近は、忘れかけていた買い置き品を消費することにハマっているので(なぜそんなブームが突然発生したのかは自分でも分からない)、一歩も家から出てやるものか、という気分にすらなっている。

[備考]

週末に観たバインのライブを寝ても覚めても引きずっている。後方の席だったので当日は気付かなかったが、後で知ったことには、ボーカル・田中さんのマイクスタンドに小さなウクライナ国旗が付いていたらしい。本編の最終曲は「Gifted」、アンコールの最終曲は「ふれていたい」だった。正直に言って、私は1か月近く経とうとしている今もこの現実をどう理解すればよいか迷っている。何がそうさせるのか、どうすれば収束するのか、そのためにできることはあるか、果たしてそれは正しいのか。バインのライブを反芻しながら、今日も迷い続けたままニュースを見る。

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