Polaris Typewriter

7月1日、今日から下半期。

私の好きな6月が終わり、今年はもう梅雨まで終わってしまった。結構雨が降ったような気がしたのに、実際は8日間しか降らなかったらしい。ちょっと拍子抜け。

貧乏性なのか臆病なのか、私には昔から何でも手元に置いておきたがる癖がある。何かに使えるかもしれない、あとで必要だったと後悔するかもしれない、とりあえず置いておこう。私の部屋は昔からとにかく物が多い。

クリスチャンだった担任教師に「好きな子なんてないのよ、クラスみんながみんなを好きなのよ」と刷り込まれ、誰にでも優しくした。ばか正直にそれを呑み込んだのは私ぐらいのもので、みんな好きな子には好きと言い、嫌いな子とは距離を置いていた。

捨てるのが怖いのはすなわち捨てられるのが怖いからだろう。しかし捨てられるほど誰かのものになれていただろうか。「捨てるのが怖い」と「大切にする」のは似て非なるもの、そこには雲泥の差がある。

私は、捨てるのが怖い、を捨てることにした。大切なものだけを大切にしたいと思った。

2018年7月1日、ひとりで仕事を始めてちょうど半年。私は屋号をつけた。その名を「Polaris Typewriter」という。北極星ただ一つを標に、偽りなく文字を書き続けるものとして。

どうせ一人だし、その名を名乗ることはそうそうないだろうけれど、名前を思い出せば私はいつでも原点に立ち還れる。迷いもきっとなくなる。それだけでも十分な価値だ。私は今日、私のために屋号をつけた。

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