「吉澤」って名字好きなんです。
吉は幸運でしょ、澤は水の流れ。A lucky stream、みたいなことかな。一方で吉はすなわち葦(ヨシ/アシともいう)なわけで、葦の生い茂る川辺にルーツがあるんだろうな、我が家は移民のくせに原風景は名前に忠実だな、とか川を見ながら思ってます。
私が大学に入った年に我が生家は取り壊しまして、今は印旛沼のほとりに居を構える両親のもとへ新年の挨拶をしてきました。24時間もいなかったけど。他愛のない冗談と、それを無視して見るテレビの贅沢さ。帰り際に見せる寂しそうな父母の笑顔。また時間見つけて帰るから、と口約束ばかりでごめん。
印旛沼は私の故郷じゃないけれど、利根川にも似た風景が広がっていて少し安心しました。

帰ったは帰ったけれど、やっぱり言えなかったなあ。働いていた会社を辞めるんです、私。リストラクチャリング。
これを機に自由業として、ひとところに所属せず、求められる所に赴くかたちで生きてみようかなと考えています。私は必要とされたい。居場所が欲しいんだよ。居場所を見つけるために独りになる、というのは一見矛盾しているように感じるかもしれないけれど、私にとってはわりと納得のいくことでもあります。