一夜が明けた。
話を聞いたその場では相変わらずのニコニコ、ヘラヘラでいられたけれど、彼女が先にカフェを出て独りになった途端、全身の力が抜け腰が上がらなくなってしまった。
職を失った。
厳密に言えば、社員契約の更新がされなかったということになる。秋冬の不振を巻き返すことは想像以上に厳しく、従業員への給与を出すことが現状難しい、組織存続のためにシュリンクしまず一人で体制を立て直そうと思う、ということだった。何しろ2人きりの会社だから、多かれ少なかれ原因は私にもあるというのが彼女を責めかけた思考を妨げる。
さあ、これからどうすればいい。