異文化圏のエポックメイキング

 「イノベーション」がもてはやされるよりも数年昔、「エポックメイキング」と繰り返し叫び追求していた人がいました。社会を変えるような変革者ではなかったけれど、周りと揃えることにまったく関心を持たない人でした。気に入ったもの、おもしろいと思ったものは周りが何と言おうと愛し声高に叫ぶ芯の強さがありました。

おもしろいと思うものを曲げない芯の強さは今も変わらぬまま、あの人は昨夜もステージに立っていました。かつて取り巻いていた人たちは誰もステージに残っていませんでしたが、彼の強さをおもしろがる人は次から次へと彼の周りに群がり、より大きな輪を作り出していました。

美しいことばを当たり前のように並べることを美しいと思わない人でした。彼の思考はもはや異文化と言ってもおかしくないほどでした。私は彼の世界でいう「エポックメイキング」がどんなものかかつて興味深く思っていたし、今もなお「エポックメイキング」が現在進行形であることをうれしく思いました。

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