「ことば」の語源は「言の端」であり、「言葉」は当て字であるということを知っていましたか。私は今初めてそのことを知り、なんだかとても合点がいきました。あなたが言うことのいちパーツがすなわち言の端、ことばであるということです。
ですので「言葉」は「ことば」と開いて書くのも正である、ということでした。それは国語辞典の編纂者をしている飯間浩明先生の本にあるお話でした。ならこれからは「ことば」と意識的に開くことにしよう、と思いました。
私が国語を好むのは、裏付けられた根拠に従うことを常とするからです。国語には答えがない、と言う人がいますが、それは間違いです。国語の問いにおいて「正解」は一つしかありません。これこれこうだとここに書いてあるから、と筋が通らなくてはマルをもらえないのが国語の授業です。反対に、数学はなんて答えが曖昧な学問だろうと思います。数があるのかないのかさえ明確ではありません。
先生方のおかげで、私たちは今日も正しいことばを正しい用法で使うことができます。迷えば国語辞典に拠りどころを求めればよいのです。何気ないことばの根拠や由来をひとつひとつ見つけ確かめていく作業は、とても美しく、正義に溢れています。
飯間先生すごいなあ、と戦隊ヒーローを見る眼差しで新書のページをめくっている、代休の午後です。