忘れていた人やとても昔のことを突然思い出したとき、人はどんな行動に出るのでしょう。
何も考えずそのまま忘れるだけがすべてではありません。思い出したひとつのことをフックに、その記憶を深く掘り下げたり、あるいは紐付く何かを思い出そうとしてみたりもします。一連の記憶を引っ張り出してしげしげと見つめては一丁前に解説や論評を付けたりもします。今ならインターネットやFacebookで最近の様子を探る人もいるでしょう(もっとも、それらが趣味の良い行動かどうかは分かりません)。
ふと思い出しただけなのだろうにメールを寄越してきたその素直な行動力に敬意を表します。私はこの6年、借りっぱなしにしている東野圭吾の文庫本を棚の隅に立て、折にふれて眺めるばかりでした。