wish

仕事の続きをしなくちゃ、しかし疲れたなあ、とベッドにうつ伏せになったが最後、気がつくと朝になっていました。テレビがつけっぱなしで、いつもは目覚まし代わりにNHKが映るのに今朝は知らない民放のニュース番組が流れていました。うう、色が多くて声が大きくてかなわん。

夢を見ていました。波に流される夢を。

ちょうどおへその辺りか、ももの付け根辺りか。立ってはいるけれどそれぐらいまで海に浸かっていて、身体は岸に向いていました。幸いにも波は穏やかでしたが、私は今にも海に攫われるところでした。潮が引いたから次は満ちるはずだ、それに便乗して一気に岸へ行こう、と思うのですが身体は意に反して沖へと引っ張られ、岸のほうで手を伸ばす誰かが悲しい顔をするのです。私は必死に抵抗しますが、その場より沖へ進まないことだけで精一杯でした。

目を開けると、テレビではニュース番組が津波の到達時刻を繰り返し伝えていました。

私個人の考えとしては、自然の摂理に打ち勝とうなどというのはおこがましいことで、いざという時はもうどうしようもないのだと思っている節があります。それでも、できることならば悲しい思いやつらい思いはなるべく少ないほうがいい。浮き輪にも碇にも及ばないことを承知の上で、ささやかな願をかけた朝が始まりました。

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