scscs

私がダンスに興味を持ちだしたのは、身体のことを何も知らないと思ったからです。関節の一つ一つ、筋の一本一本まで存在を意識して、それぞれのスイッチを個別にオン/オフすることができる「ダンサー」という人たちに強く興味を持ったのです。

同じように声や音を意識的にオン/オフすることを教えてくれたのが今日のscscsの公演『最近、音楽聞かなくない?』でした。ごみの上を這ってみたり、言葉にならない言葉を喋ったり喋らなかったり、目隠しをしてお茶碗を叩いたりしていました。何をどれぐらいの力で押すとどんな音がするのか、身体にどれぐらいの力を入れるとどれぐらいの声が出るのか。それを使って遊んで見せるような1時間でした。あれは何と呼べばいいのかしら。パフォーミングアーツってやつかな。上演台本はどうなっているのかな。どんなことを普段考えているとこんな公演が作られるのかな。いろいろ不思議だったし、気になることだらけでした。

早く彼らが大きな舞台で同じことをしているのを見たい、と思いました。このまま3331のスタジオの一角を借りてひっそりと変なことをしていてもそれは普通のアンダーグラウンドに過ぎず、普通のアンダーグラウンドとして看過されるのはあまりにも惜しい公演だったからです。

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