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朝、1ブロック向こうの角の自動販売機と向かい合って、500mlのポカリスエットを無心に飲んでいるおばさんがいます。あの自販機だと他より少し安く買えるからでしょうか。毎朝とはいいませんが、家を出てあの自販機に目をやると週に数回は見かけます。簡素な荷物と帽子からして、散歩の途中と見受けられました。運動途中の、水分とミネラルの補給に立ち寄っているのでしょう。彼女にとってあの自販機はきっと給水所代わりなのです。

おいしそうに喉を鳴らすでもなく、景色を見渡すでもなく、脇目も振らずただ静かに飲んでいます。「ここにポカリスエットがあれば飲むのは当たり前のことだ」と言わんばかりの風情はまるで、シカか何かのようです。シカの水飲みを見たことはありませんが、きっとああして無心に飲むのだろうと思いました。

気がつくといた、シカおばさん。今日見かけるまで存在を忘れていました。いなくなっても気づかないのでしょう。

見かけたらラッキー、ということにします。今日から。天然記念物に指定する日も近いです。私が。

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