焼きたらこについて話すとき、よく「地球上の食べ物の中で一番好き」と言いますが、あながち過言ではありません。同じぐらい好きなものがいくら考えても思いつかないほど、焼きたらこが好きです。香ばしく塩気と食べ応えのある粒が何度も口の中でプチプチ言うのです。こんなに素敵な時間はありません。
そんなことを話していると、友人に「地球上で一番、なんて言えるほど好きな食べ物があるのはすごい」と驚かれました。「あれもこれも好きだけど、地球上で一番と言われて思い浮かぶものはない」そうです。言われてみれば「好きな食べ物:いちご」と言っている人には三日三晩いちごだけをかじり続ける勢いはなさそうです。みんな一体どれぐらいの粒度で好きと言っているのかしら。
こういうことが時々あります。「好き」の粒度が周りと合わないことが。でも仕方ない、とも思います。「すごく好き」が存在する前で「まあまあ好き」はあまりにも無力なのです。
