限りのない物というのはなくて、ボリュームというか、一定量がそれぞれ決まっているのだと思います。それは形がある物もない物もです。
昔テレビで聞いた話では、関根勤さんはフライドチキンを食べられないのだそうです。それは嫌いなのではなくむしろ大好きで、毎日毎日これでもかというほどチキンを食べ続けていたらある日ぱたりと身体が受け付けなくなったそうです。「もう一生分のチキンを食べきってしまったんだと思う」と関根さんは言っていました。
私はそれを聞いて妙に納得しました。
初めて訪ねた町の人々の歓待に、うれしくも胸が苦しくなりました。今これだけの情をかけていただいたらすぐに尽きてしまうのではないか、と少し怖くなってしまったのです。それは努力で打開できるものなのか、今の私には分かりません。
