Scrooge

このところ残業続きでどこかに疲れが溜まっていたとみえ、上長と飲みながら愚痴や文句がぼろぼろと出てきた夜には我ながら嫌気が差します。愚痴や文句なんか、言ったところで何も変わらないのです。

終電をあわや乗り過ごすところでした。静かな夜道を歩いていると知らない車が減速して寄せてきましたが、目もくれずにとぼけた顔をしているとすぐにどこかへ行きました。

携帯が鳴りました。友人から「誕生日おめでとう」というメッセージでした。月並みですが、とてもうれしくなりました。誕生日なんて祝っていてもキリがないじゃないかと思っていましたが、誕生日は毎年一人に一度きりなのだ、という当たり前のことを忘れていたようで少し恥ずかしくなりました。うれしいことは素直にお祝いしよう、と改めて思いました。

あれ、『クリスマス・キャロル』って似たような話じゃなかったかしら。昔、児童文庫で読んで以来なぜか気に入っていた物語です。20年近く経って、まさか自分がスクルージになる日が来ようとは思いませんでした。

大丈夫、ハッピーエンドまでなぞれるうちは大丈夫。

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