
人に本を贈る体験は、花を贈るのと同じぐらい、一度はしたほうがいいと思います。セオリーや定番が決まっていないからこそ、相手のことを想像する余地やメッセージ性が生まれます。有限な脳と有限な時間を他人のために費やすなどというのは物好きの所業ではありますが、そこには何物にも代えがたい価値があります。
もっとも、その価値が相手にとっても同等かは分かりません。相手の境遇や性格、両者の関係性やあなたのプレゼンテーションによっても大きく左右されるでしょう。しかしそれでも構わないと思います。あなたと相手の間で、さらに言えばあなたと相手の間だけで、汎用性などさらさらないひとつのストーリーを共有することにこそ価値があります。