2





昔から、小説のシリーズというものがどうも許せません。ああ、今日もまた書店に並ぶ『THE MANZAI 2』を見て「2かよ!」と天を仰いでしまいました。

遅筆ならぬ遅読の私には、小説の文庫本なんてあんなに小さいくせに一冊読むのも大変です。漫画ならともかく。ようやく読み終えると思っても、話に決着がつかないどころか2、3、4と続巻が出ていると知った日には天を仰ぎ過ぎてひっくり返ってしまいそうです。

そうだ、それに読み始めようと私のように書店で手を伸ばしかけて「あ、2だった」とその手を戻してしまう人もいるでしょう。番号が振られていると1から順に読まなければならない気がしてくるのです。漫画のように2、3分読み返して「ああそういうことね」とあらすじを掴めるほど1ページの情報量が少なくありません。途中から合流するのが非常に困難ではないですか。

小説は最後に重い背表紙をパタンと閉じて「はー、面白かった」と物語を終えるのが醍醐味ではないのでしょうか。パタンと閉じた余韻を味わうことなく「はい次」と続巻に手を伸ばすのは終わりなく蕎麦がなだれ込んでくるわんこそばのようで、それはもはや業ではないですか。

小説家のみなさん、どうか「以下続刊」で結ぶ本を上梓しないでください。上中下巻もできれば避けていただきたい。長話は嫌われますよ(主に私から)。寅さんやサザエさんのように単発の物語なら良しとします。ただし、そこに露骨に番号など振らないように。よろしくお願いします。

コメントを残す