sour



酸味が好きな自分に気付いてしまいました。子どもの頃は見向きもしなかった酢の物に、今は進んで箸が伸びます。味覚の変化でしょうか。

この頃は、カップもずくを常備するようになりました。疲れたとき、食欲がないときにはちょうどいい量ですし、食事に華がないときは小鉢が添えられているだけで随分と印象が変わります。

最近のお気に入りは、インスタントラーメンにラー油とカップもずくを入れて酸辣湯麺にすることです。そんながさつな料理、と母には呆れられそうですが、甘酢に仕立て上げてあるので、酢を直に注ぐよりもトゲのない味になります。もずくの歯ざわりもプチプチと楽しく、またスープの酸味と辛味が、疲れていても食を促してくれます。

何より、3カップで100円を切るところが良いです。そして酸っぱいものは毎日食べてもいいというまやかしのようなものがその消費、そして購買を促進します。「健康だから」「体にいいから」というのはそれ以上の説得を無用にする、一種の免罪符のようなセリフです。

私たちはきっと騙されているのです。本当は酸味なんて好きじゃないのではないでしょうか。味覚ぐらいはまだまだ無邪気なままでありたいのですが、酢の物のほうへ流れなくてはいけないでしょうか。酸味には、どうも大人の悲哀が感じられていけません。

食に大人の階段を感じてしまったら、いよいよです。

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