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ひと昔前の人なら往々にして訪れたであろう「文通ブーム」はご多分に漏れず私にも訪れました。小学生の頃が一番の山だったと思いますが、その後も高校ぐらいまではよく手紙を書いていました。

加藤文俊研究室のフィールドワーク展を見に行きました。毎週木曜日にひたすらはがきを送り合う二人は、会う約束も急ぎの用事もはがきで連絡を取り合っていました。大切な友人20人へのインタビューをその20人に都度送りつける人は、往復はがきを付けて感想をはがきで求めました。どちらも素晴らしいワークでした。

無限のフォーマットと有限の余白、残り香が漂うような生々しさ。否が応でも人間の内面が明らかになる、非道なツール。けれどもこの非道さが人間的でもあります。電子メールにないのはこの非道さなのか、と気付かされるようでした。

はがきを送り合うことによって浮かび上がる一対一の関係性はとても興味深かったです。私はこの10数年間手紙を送り合っている幼なじみにその場で手紙を書いて投函しました。隣で同じ展示を見ているにも関わらず、です。

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