noodles and beer

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昨日は不思議なことがありました。

仕事がやってもやっても終わらないのでそこそこに切り上げて帰途に着いたときのこと。気晴らしに夕食はおいしいものを、と考えを巡らしながら電車に揺られていました。

そこそこ、とはいえそれなりに遅い時間ですから、開いているお店というのは限られます。目ぼしいものがないならどうしよう、おいしいものは週末に期待するとして今日は家で手軽に済まそうか。電車内でポチポチ調べたものの手応えの悪かったラーメンが何となく気になります。

閉店前の駅前のスーパーに寄ってみました。いつもいくつか1階に積まれているカップラーメンの棚が切り餅と福豆に占領されています。そんなに要るのか福豆。2階に行けば常設コーナーがありますが、閉店前で申し訳なくなってきたので諦めました。

帰り道にはコンビニが何軒かあります。そうだ、明日の朝に飲むコーヒーを買うついでにいつものコンビニへ行こう。早々に缶コーヒーを掴んであとはレジへ行くだけの格好でラーメン棚へ向かいました。ない。なぜ年を越した今、お蕎麦なのか。お蕎麦は昔から好きですが今日ではないのです。缶コーヒーを棚に戻して店を出ました。

踏切の反対側に時々寄るコンビニがあります。そういえばあそこで以前買った油そばは辛口でなかなかおいしかった。店先2mのところで水道工事をしていましたが、それを避けてお店を覗いてみました。お店のレイアウトが少し変わり縮小された様子のラーメン棚から油そばはすでに撤退していました。

元の道に戻って帰宅するかと踏切を渡り終えた途端、遮断機が下りてコンビニと私の間は断絶されました。

ラーメンとはつくづく縁がないが、先ほどのスーパーで大好きな鯵のたたきが半額で買えたじゃないか。ビールでも開けて鯵で一杯といこう、そうしよう。あれ、たしか家にはもうビールがない。ビールは諦めるしかないか。そう思って家の前の路地を曲がると、数m先の暗闇に浮かぶのは隣宅のカップルでした。手を繋いでいちゃいちゃと楽しそうな二人に水を差すわけにもいかず、私は自宅の前を静かに通り過ぎました。

何だよ、神の啓示なのか。ラーメンはダメでもビールはいいのかよ。私にしては珍しく神様の思惑を感じるほどの妙な偶然の連鎖にぶつぶつと文句を言いながら、遠回りがてら少し先のコンビニへ行きました。

人の少ない夜間のコンビニは、棚卸しの時間でもあります。3人掛かりでせっせと棚卸しをするコンテナはものの見事にラーメン棚の前に置かれ、ビール棚の少し手前でコンテナの山は終わっていました。

「分かった、分かったよ。今日はラーメンを食べません、ビールを飲んで寝ます」

私はもう何も考えるまいと、黒ラベルを1缶買って家に帰りました。神様がなぜそこまでしてラーメンを食べさせずにビールを飲ませたがったのか、それはまさに「神のみぞ知る」というやつです。

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