lottery

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そういえば、と思って机に積んだ紙の束をひっくり返すと宝くじが出てきました。駄菓子問屋に行った帰り、ふと思い立って駅前の宝くじセンターで買ったものでした。

宝くじセンターのおばさんには、目的もなく訪れ1枚だけ買っていった私が不思議に見えたかもしれません。けれども生まれてこの方一度も宝くじを買ったことがない私は、普通は何枚買うのか、ひいては宝くじに種類があることすら知らなかったのですから、やむを得ないことでした。

「今だと東京都の宝くじがあります、200円です」とおばさんが教えてくれました。私は「じゃあそれを1枚買います」と言って200円を支払いました。まだ見ぬ宝くじというものを買ってみたい、ただそれだけが目的でした。200円を支払って番号付きの薄い紙を手に入れたことで目的は九分九厘果たされました。

当選発表の緊張感までが宝くじだ、そう思って何週間も前に発表されていた番号と薄い紙を見比べましたが、案の定と言うべきか、もちろんと言うべきか、かすりもしない大はずれでした。悔しくも何ともありませんでしたし、別段楽しくもありませんでした。私はもう宝くじを買わなくてもいいな、と思いながら薄い紙をゴミ箱の隙間に差し込みました。

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