やっぱり、この世は平等にできていると思うのです。
それは美しい神話でも何でもありません、むしろ神様はわざわざ個々に不平等を与えるほど人間に関心などないでしょう。私が思うに、ランダムにいろんな特性を混ぜた「お好み焼きの種」のようなものを型に流し込んで、ああ私はあれがある、これがない、と個性が生まれるんじゃないかと思うのです。
それを個々の価値観の定規で計るから、不平等があるように見えるだけのことです。例えるならきっと円錐型と同じことで、上から見れば丸、横から見れば三角、開けば扇になります。
私はみんなにあるあれがない、という人も決して特別ではなく、きっと別の何かを持っています。ずば抜けて大きな才能があるならそれに相当する大きさの何かがないでしょうし、私はすべて平均的で飛び抜けたものが何もないわと嘆く人にはその平均がどれだけ難しいことか知ってほしいと切に願います。努力したらしただけいいことがあるし、努力しなければしなかっただけいいことがないのも実に道理にかなった話です。
いえ、特に何があったわけでもありません。天は二物を与えず、ただその通りだと思うのです。
