saijiki

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角川春樹が俳人だったなんて知りませんでした。実在する人物だということすら忘れかけていました。彼が編纂した歳時記を薦められたのはきっと俳人のまとめた歳時記だからだな。文庫の表紙をめくって思いました。

私は、歳時記というものはもっと気の遣われた本だと思い込んでいました。ページをめくっても挿絵の一つもなく、索引があって、後はひたすら季語とその類語、意味や使われ方、その季語を用いた代表的な句が並んでいました。まるで辞書のようでした。

けれどもそれは私に無知を思い知らせるには十分なものでした。知らない言葉、知らない句がたくさん載っていました。一人の俳人が一生のうちに詠む季語は300もあれば足りるということ、秋の季語だけで本が一冊できてしまうこと、「こおろぎ」と漢字で書かれても何だかさっぱり分からなかったこと。歳時記を開いて初めて知ることばかりでした。

これを持っているだけではきっと何の役にも立たないのでしょう。「こんな言葉がある」と大まかにも知っている必要があると思いました。すべて読み終えてから始めようかとも考えましたが、熱が上がっているうちに始めるのがよいと考え直し、今日から毎日俳句の練習をすることに決めました。

なるほど、こんな思いつきで動く人のために文庫版が発刊されたのかもしれません。角川春樹氏はさすがだと思いました。

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