ちょっとした事情で、切符を買って出掛けています。
すべてが久しぶりの体験でした。券売機も随分と便利になったもので、路線図を指差して調べなくてもどのルートでどこへ行きたいかを選べば値段を教えてくれます。券売機に立ち寄ってから改札を通り、切符を失くさないようにしっかり握り締めて目的地まで揺られます。切符は手の中でじわじわと温かくなり、湿気を吸って少し柔らかくなります。改札を出るときも油断ならなくて、切符が通せる機械と通せない機械があります。もう改札を出ることしか考えていませんから、ピーンポーンと言われて初めて乗り越し精算が必要なことに気付きます。そうしたら私は後続の人に申し訳なさそうな顔をしていそいそと精算機に並ばなくてはいけません。
あと1日の辛抱でしたが、私は繋ぎのICカードを買うことにしました。
