せっかく有給休暇を頂いたのだから、好きなように過ごしてやろうと決めました。かすかに残る二日酔いを電車の居眠りでごまかして、穂村弘先生の展示を訪ね、昔住んでいた街の界隈をぶらついた後に気になっていたカレー屋さんに入って、久しぶりのコーヒーをゆっくり飲んでから友達が出るライブを冷やかしに行きました。
浅草から六本木、渋谷、三軒茶屋、下北沢。昼までイベントスタッフとして働いた後の予定にしては随分せわしないスケジュールにも思えましたが、予想以上に気分は良いものでした。身体だけでなく心を自由にすることこそ「休み」と言うのだ、と思いました。
六本木の街のど真ん中に据えられた大きなオブジェは安田侃という彫刻家のものだと教わりました。私は彼の作品が好きです。ぴたりと寄り添って、作品の肌に触れたまま空を見上げました。太陽に温められたすべすべとした肌に青い空が映っていました。
