social animal

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大人になったなあと思う瞬間は日々いろいろとあるのですが、眉毛を掻かなくなったことでそれを感じます。

どういうわけか昔から眉毛が痒くなることがよくあって、そのたびに私は眉毛に沿って爪を立てシャカシャカと掻いていました。その姿はとにかく無様で、高校時代なんかはおでこを高速で掻く友人(これがまた負けず劣らず無様だった)と互いに指差して笑い合ったものですが、痒さにはかなわないので眉毛を掻く手は止めませんでした。

眉毛を掻かなくなったのは、化粧をするようになってからです。アイドルだってトイレに行くように、女性だけ顔が痒くならないなんてことはありません。けれど顔を掻くと化粧が落ちてしまいます。眉毛の薄い私が眉毛を掻けばなおのこと、眉毛の喪失は社会性の喪失に繋がるから眉毛を掻くわけにはいきません。私はやむなく眉毛の上に爪でバッテン印をつけ、虫刺されの後のように気を紛らしています。

掻けない眉毛になってしまったこと、そこまでして社会性を死守しようとしていること、それらを思うと「大人になったなあ」と思わざるを得ないのです。

一体何を言っているのだろう、と思うでしょうか。

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