世の中にはナニ衛門がいるのだろう、とふと思って調べているところです。
調べると「衛門」の起源は古く王朝時代の守衛の役職で、まさに門を衛るから衛門なのだそうです。有名な五右衛門だけでなく、三右衛門、六右衛門、七右衛門、八右衛門もやはりいました。
見つけられなかった数のほとんどには当て字がついていました。一は市で市右衛門、二は仁で仁右衛門、四は与で与右衛門、九は久で久右衛門といった具合です。一や二は字面の問題でしょうか。縁起の悪い数には縁起の良い字が充てられているところに親の情が感じられます。
生活の想像もつかないような昔の人の(しかも本人ではなくその親の)心情が数百年の時を超えひょんなところで再び蘇るのですから、名前ほど恐ろしい呪いはないものです。
