ふと思い立ち、家で山積みになっていた本やCDを処分しました。物心ついた頃からメイクやファッションに目もくれずそういったものにばかり投資してきた私ですから、思い入れのある品々を手放すのは相当な決断でした。けれども同時に「そういう時期」に差し掛かっているような気もしました。
高校生の頃は毎日毎晩ラジオにかじりつき、気になった曲はすべてノートの隅に書き残しました。雑誌やインターネットで情報を確認し、町の時計屋が営むレコード屋で取り寄せをしました。隣町の大きな本屋へ行くことがあれば、誰彼が良いと言っていた本を棚の隅々まで探して買い求めました。
どの本もどの雑誌も思い入れはあるけれど、今再び燃え上がるような思い入れではない、と思いました。あくまで当時の私の思い入れが残っているだけでした。
昔ほど、何かが気になったり何かを追い求めたりすることはなくなったように思います。「そういう時期」が来てしまったら、これから先は何を楽しみに過ごすのでしょう。ちょっと心配になってきました。
