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昨夜は部屋の片付けをしながら柳家喬太郎のトークCDを聴いていました。いやあ、何と言っても喬太郎さんはとにかく面白いです。

「宮戸川」という噺がありまして、広く知られている上篇は若い男女がドタバタのうちにいい仲になるという軽快なラブコメディーなわけですが、ここには「宮戸川」というものは名称ひとつ出てきません。それはなぜか。ハッピーエンドを匂わす上篇に対し、下篇は幸せから不幸へ真っ逆さまに転落していく救いのない物語で後味が大変悪いので、あまり演りたがる人がいないのだ、ということでした。

落語好きなら元の噺を最後までしっかり聞かせたい、口伝していきたいと思うのかもしれません。でもそれを別にして、芸人として人前に立つことを考えるならば、後味の悪い噺はやはりかけるべきではないよなあ、と思いました。

伝統芸能とはいえ、廃れるものだってあって然るべしなんじゃないかしら。聴きながらそう思ってしまったのですが、それはさすがに極端な発想なのでしょうか。

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