「花筏」という落語があります。銚子で開かれる相撲の地方興行に出るはずだった人気力士・花筏が体調を崩して行けなくなり、代打としてそっくりさんのただの提灯屋が出向くという噺です。
花筏は単なる四股名でサゲにもまったく絡まないのでつい最近まで知らなかったのですが、元々は花びらが散ってイカダのように水面を漂うことを「花筏」というのだそうですね。
粋じゃないですか、イカダに例えるなんて。群れをひとくくりに見てしまいがちなところを、一枚だけ掬い上げて名前を付けるなんて。ちょっとかっこいいな、と思いました。
堀川にも、たくさん花筏が浮かんでいました。やっぱり一艘、二艘と数えるのでしょうか。
