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ちょっと待て、星野源は決して男前ではないぞ。

私もそう思っていましたし、今もその気持ちは変わらないのですが、「地獄でなぜ悪い」を観て少しだけ、ほんの少しだけ、クラクラっときてしまったことをここにご報告します。

あんなにへなちょこなくせに、あんなに真正面から全力で愛情ぶつけてこられたら、脳しんとうのひとつも起こしそうです。幸の薄そうな口元もロバか何かのようなつぶらな瞳もかわいらしく見えてきそうです。そこへ、エンドロールとともに流れる陽気で痛快で優しい星野源の歌。なんとずるい。

かっこよかったのは断然ヤクザのほうなのに、場を掻き回したのはむしろ映画狂いの長谷川博己のほうなのに、きっと完全に「星野源よかった!」という気分で女子たちは映画館を出たのだろうと思うといたたまれません。

いやもちろん、言うまでもなく、作品がまず最高だったのです。最後はどう着地するかと思ったけれど、観客の期待を生かさず殺さず締めてくれるし、怖さもグロさもあるのにしっかり笑わせつつじーんとさせてくれるし、園子温監督とコメディは出会うべくして出会ったのだ!と言いたくなるぐらい素晴らしかったのです。

それにしたって、星野源はよかった。

映画を見終え、正午を過ぎた池袋を歩きながら、それとなく星野源を探してしまいました。完敗です。

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