cherry blossom

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我が家の近くに広い公園があるのですが、私が越してきて間もなくフェンスに囲われてしまいました。詳しいことは分かりませんが、過剰なダイオキシンが検出されたため除染するまで入れないのだと聞きました。

あれから1年、ようやく一部の囲いが外れてシダレザクラ祭りが開催されました。春雨続きの中休み、土曜日のことでした。

初めて入った公園はとても広く、こんな場所が近くにあったのかと驚きました。青空の下に見渡す限りの芝生、ぐるりと囲み賑わう屋台、向こうの小高い丘には一面のシダレザクラが満開でした。小さい子供がきゃっきゃと駆け回り、ビニールシートに陣取る大人はそれを眺め休日を満喫していました。遠く見える人だかりの奥には特設ステージがあって、小さな女の子たちがアイドルの歌に合わせて踊っていました。

(最高じゃないか…!)

知人の出店に顔を出してから、迷わずビールと焼きそばを買いに行きました。冷たくもないビールと何の変哲もない焼きそばがこんなにおいしいのは祭りの魔法だと思いました。

結局、シダレザクラはあまり見ませんでした。花見なんて口実で、花見とわざわざ銘打って花を見に行く人はそういないんじゃないかと思いました。ぬるいビールを透かして向こう側のシダレザクラを見ましたが、あまりよく見えませんでした。風流への道はまだまだ遠いな、と思いました。

春はちょっと野暮なぐらいがちょうど良いのです。うん、きっとそうだ。

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