相変わらず虫歯の治療が続いています。
今日は「これはまずいですよ、歯に水銀が入ってます」と言われました。医療関係者の話によるとそれはアマルガムと呼ばれる合金の一種で、安価で使いやすいため一般的に使われているものなのだそうです。幼少の頃に治療した箇所のようなので、これも科学技術の進歩だなあ、などと口を大きく開きながらのんきなことを考えていました。
歯の治療を受けていると、舌のやり場に困ります。邪魔にならないようにしよう、なるべく自然にしておこうと思うのですが、果たして自然とはどんな状態だったか、まったく思い出せません。それどころか無意識に動いているようで、歯を削る機材に舌が当たり小さなパニックに陥る始末です。
舌のやり場にばかり気を取られていると、今度は唾が気管を脅かして抜き差しならない事態。うまくゴクリと飲み込もうとすれば、失敗していびきのような音が出て途端に赤面。リクライニングシートを起こされ「口をすすいでください」と言われても麻酔を打っているから口が塞がらずに水がこぼれだす。
横になればすぐにでも眠ってしまうのび太のような体質ですが、ここでは一分一秒が戦いで、眠っている暇もありません。
「はーいじゃあ今日はこれでおしまいですね、こっち側は全部治ってるから大丈夫ですけどまだこの奥歯がね、見えますか?ここも、あとこれが結構大変なんで、もうちょっとがんばりましょう」
戦いはまだまだ続くようです。
