時間には余裕があったはずなのに今日もギリギリだ!と早歩きをしていたらとても穏やかな微笑みをたたえたおじいさんに呼び止められました。道に迷ったのかな、とヘッドホンを取って話を聞いてみました。
「この通りをまっすぐ行って◯◯の角を曲がると××があります。××の隣の建物の2階に私はいますから、いつでも訪ねてきてください」
朝一番に初対面の人から家に招かれたのは30年近く生きてきて初めての経験です。私はとにかく急いでいたので「あっ、はい、ありがとうございます」と言ってすぐに別れてしまいました。
それにしても、他の人だって歩いていたのになぜ私だけだったのでしょう。私が険しい顔をしていたのでしょうか。私なら話を聞いてくれると思ったのでしょうか。結果、その判断は正しかったわけですが。
そして、あのときはどう受け答えるのが正解だったのでしょう。無視すればよかったのか、逃げるべきだったのか、それともこんなブログを書くならばかなふりをして写真の一枚も撮ればよかったか。そんな機転はとっさに回りませんでした。
結局のところ、あれは何だったのだろう…暖かい電車の中で考えを巡らせていたら少し眠たくなってきました。渋谷まではもう少し。
