lens

目というのはとにかく優秀なレンズであるから、私の写真技術では、いや人間の写真技術では到底かなわないと思っています。

たとえば「わあ、今夜はとても大きな月だ!」と喜んでカメラを向けても夜空に小さく白い丸が写るだけです。あんなに黄色く熟れた月が重たそうに浮かんでいるのに。たとえば暗闇の向こうで女の子が微笑んでいても、目で見たとおりにその笑顔を残すのはとても難しいことです。

と言い訳をしながら写真を撮ってきました。

やっぱり私はカメラ越しより肉眼のほうがいい画が見れるみたいです。途中からカメラを置いて、花火を見ることに集中しました。花火が大きく、眩しく、一つ一つの光の粒まで見えました。とてもきれいで、感嘆の声と涙がちょっとだけこぼれました。火が消えて沸き起こった拍手はとても素直な音がしました。

花火を見ながら河川敷を下る二人が手を繋いでいるのが見えました。花火大会はやっぱり会場で見るものだな、と思いました。

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