


先日撮っていただいた写真が、竹ノ谷さんから届きました。私からお願いした植本一子さんの写真と、お声を掛けていただいた竹ノ谷浩樹さんの写真。好きな写真家の方々からこうして立て続けにポートレートを撮っていただけるなんて、びっくり。
「君の眼に映る僕を、僕は知れない。」
中村一義「君ノ声」より
自分の姿というのは、自分では意外と分かりません。毎日どれだけじっくり鏡を見ても、鏡の前で作った完璧な自分は鏡から目を離すとなかなか再現できないんですよねえ。私が知っている私とみんなが知っている私は、たぶん、違うと思います。声と同じで。
じゃあ、今この時間この場所にいる事実そのままの自分ってどんな人なんだろう。
ケラケラと笑う自分の姿は私もこれまでの写真で時折見たことがありましたが、表情の筋力を抜いて、ぼうっとしている時の私の姿は、初めて見ました。公園で気まぐれに昼寝をしているネコみたい。ああ、ちょうど前の家のそばに住み着いていた阪本みたいな感じ(instagram参照)。見慣れないあまり初めこそ驚いたものの、見れば見るほど脳裏から離れなくなりました。無愛想な表情から、内面が透けて見えるようでした。それは見慣れた笑顔には感じたことのないものでした。
作品として意に沿ったものができたかは分かりませんが、とてもいい写真を撮っていただいたと思っています。じわじわと感動してるよ私は。竹ノ谷さん、ありがとうございます。
# 追記(8月5日)
これを7月4日に書いて、その後全部の写真を送ってもらって、「好きなのを選んだらいいよ」って言ってもらって1ヶ月寝かせていたのですが、竹ノ谷さんが選んだものを忘れた状態で改めて選んでみたら、ほぼ同じものを選んでいました。いやあ、こりゃまいった。
というわけで、尊敬の念と感謝の情を込めて、遅ればせながらアップします。ふたたび、ありがとうございます。竹ノ谷さん。
