沖縄2日目の話をします。
すっかり二日酔いで迎えた那覇の朝。殴りつけるような日差しの中、近所の公園でゲートボールに勤しむ人たちを見ながらホテルをチェックアウトしました。
タモさんの職場に、私の会社をよく知ってくれている方がいらっしゃるということで会いに行ってきました。互いの会社は似たところもあり、また違いが面白くもあり、いろんな話をしました。はー楽しかった。
てだこでとてもおいしい沖縄そばを食べながら、ジローの話をしました。ジローは私と同い年の青年で、タモさんのバーで働いていました。とても素直で、とても優しくて、けど驚くほどものを知りませんでした。いつも楽しそうにしていて、彼と話していると周りもつられてつい笑ってしまうのでした。思えば、彼に嫌な思いをさせられたことは一度もないかもしれません。
私は笑いながら、ほんの少し、ジローのことを尊敬していました。ゲストハウスを開くんだ、と実家のある岩手へ帰ってから一度も会っていないけれど、うまくいっているかな。うまくいっているといいな。
なんとなく、本当になんとなくですが、今このタイミングで彼のことを思い出して良かった、と思いました。

引き潮の海で夏を満喫したところでタモさんと別れて最後は公設市場周辺をうろうろ。観光客の多い大通り沿いは客引きの人も元気なのですが、ちょっと奥まった路地の古いお店の人たちは心なしか伏し目がちというか。話せば「こんにちは」「ありがとうございます」と丁寧に接してくれるのに。
きっとこの土地の人たちは優しいのに内気なんだな、と思いました。もしかしたら知っている人にしか優しくしたくないのかもしれない。私と似ているのかな、とも。
路地裏で通りがかった名画座のセレクトショップで、かわしまよう子さん、という方の本を買いました。とても良い本を見つけたと思うので、その話はまた今度。
また来たいなあ、今度はもう少し時間をとって。良い旅でした。
