おちけんpresents友の会 その10 “kami-hitoe”
日時:2013年3月23日(土)18:00開場/19:00開演
会場:三鷹 おんがくのじかん
出演:つるうち はな
Dinner Set
原田 茶飯事
料金:予約・当日とも1,500円(+1ドリンクオーダー)
*25席限定、ご予約をおすすめします
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じゃがいもの一番おいしい部分はどこだか知っていますか。皮のそばなのだそうです。カレーを作る時、おそらく大多数の家庭で削られ、捨てられているであろう皮のそばが一番おいしいのだそうです。私がこれを知ったのは大学を卒業する間際、居酒屋のアルバイトをしていた時のことでした。まかないのカレーに入っていたのはお客さまに出せないじゃがいもの皮の部分。私の予想をはるかに超えるおいしさで、とても衝撃的だったことを覚えています。
話は変わりますが、表面張力を知っていますか。コップや何かに液体を注ぐと、すりきりいっぱいで溢れるかと思いきや、水面が少し山盛りになるまで液体は溢れるのを堪えようとするのです。居酒屋で日本酒を頼むと枡やグラスに受け皿が敷かれていて、店員さんは日本酒を器から溢れるまで注ぎます。私はあの瞬間を見つめているのが好きです。今か今か、もうすぐ溢れるんじゃないか、というギリギリの瞬間の日本酒は、つるんとして、きらきらして、とても美しいのです。
話を戻します。今回の友の会のサブタイトルは「”kami-hitoe”=紙一重」です。大きな声、通る声で思いっきり歌う3組を集めましたが、3組とも感情が振り切れるギリギリの瞬間、紙一重の瞬間を歌う人たちです。私は彼らのそこが好きなのだ、とあとで気付きました。
楽しくて幸せで泣けてくる瞬間、悲しくて悲しくて笑っちゃう瞬間。今にも涙がこぼれ落ちそうなのを堪えきれなくなる瞬間。感情が高まって裏返るギリギリめいっぱいの、あの瞬間は、とても美しいと思います。
10回目だから云々、というのは特にありません。私の大好きなミュージシャンを、私の大好きな歌を、一緒に楽しんでくれたら、それが何よりもうれしいことです。3月23日、三鷹にてお会いしましょう。
