15 years

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GRAPEVINEの15周年ライブを観てきました。平日19時開演なんてきついよー、と思いつつも自転車すっ飛ばしてNHKホールへ。

「スロウ」がヒットしたのは私がまだ中学生になるかならないか、ぐらい。当時はこの写真のような何もない田舎でラジオを聴きながら、同時期に出てきたTRICERATOPSのほうが好きだなあ、なんて言っていました。就職して、きたじま(同期)がサマソニに誘ってくれて、たまたま別ステージへ移動中に観たGRAPEVINEが思いのほか印象的で。以来、ここ数年でずるずると彼らの魅力に引きずり込まれています。

「今日は渋谷で!This Town!」
係員の方に誘導されて3F中央の座席へ案内された頃には既に5曲目へ差し掛かるところでしたが、そこからが私の15周年のお祝い。3Fはさすがに音が遠いな、と思いつつも、いつものスタンディングライブでは陰に隠れてしまう奥のメンバーの動きまですべて見えるこの眺めがこの節目のライブで楽しめることをうれしく感じました。

品川ステラボールで覚えたピースサイン。遠いと思っていたステージとの距離感が突然失われて呑み込まれそうな錯覚に陥った「豚の皿」のライティング。世界を変えてしまうかもしれない、と飄々と言ってしまう強さ。秋の夜を切なくさせる「会いにいく」、「鳩」でホール中から鳴り響く手拍子とメンバーの楽しげなパーカッション。最後のフレーズまでメンバーを一切照らさず暗闇の中で聴いた「光について」。忘れられない瞬間は多々ありましたが、「君や家族を 傍にいる彼らを あの夏を そういう街を 愛せる事に今更気付いて」という「here」の一節で、抱えたギターも弾かず客席に向かって両手を広げ歌う田中さんが、とても強く印象に残りました。忘れられない、忘れたくない、この夜のハイライト。

終演後はただただ放心状態で会場を後にしました。演奏の終わりに深々と頭を下げる田中さんの姿、とても素敵でした。GRAPEVINE、15周年おめでとう。

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