母が路上で吐血して入院した、と聞き慌てて予定をキャンセルした土曜日でした。「(母の体調は)もう落ち着いていて様子見の入院だから心配せんでもいい」母の携帯に出た父はそう言いましたが、元気がない様子でした。写真集を編纂するワークショップや、大学時代のゼミの先輩とワインパーティーをする約束をしていましたが、いずれもお断りをして実家へ行くことを決めました。
今回喀血したのも持病のせいであることは明らかで、急に喀血した直接の理由は分からないというのが引っかかるものの、今日明日の命に別状はないとのこと。私もさほど動揺はありませんでした。けれども父と電話で話していて、この先母がいなくなる日が来たとしたら、それがたとえ20年後であっても明日であっても、父は一人になった瞬間から魔法が解けたようにみるみる年老いてしまうのだろうな、と思いました。そんな父を私は支えることができるだろうか、それでも私は今のまま東京で勝手気ままに暮らし続けることができるだろうか。
帰省するつもりで予定を全キャンセルしたものの、諸々予定がととのわず、結局翌朝に顔を出すことに。朝は出発が早くなりそうなので、土曜のうちに入院中の母へアレンジメントフラワーを、誕生日の父へプレゼントにインスタントコーヒーを買いました。父へのプレゼントはいつも悩んでしまって、大したものをあげられません。あんなにお父さんっ子だったのに私は何を見ていたんだろう。お父さんっ子なりに悩んで、毎朝飲んでいるコーヒーの、ちょっといいやつを買いました。
